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日本細見紀行 

日本各地の旅日記
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あれから9年の島へ、伊平屋島行き。

1日目  2015年11月26日  成田空港 那覇 運天港 伊平屋島

 深夜の東京駅周辺をどこで過ごすのかは課題だった。

 駅のなかのところどころに椅子はあるが、東京駅八重洲口の、改札の外には1つもない。3年ぐらい前にわざわざ駅員に確認したことなので間違いない。

 喫茶ルノアールは23:00で店を閉じる。この時間を過ぎると選択肢は2つしかなくなる。

 22:30くらいまでJR高速バス切符売り場の待合室は客が多く座れないことがある。23:30くらいになると客数はぐっと少なくなり座ることができるが、椅子に背もたれはない。長居をさせないという意思表示をした椅子が置かれているが、0:00を過ぎるとガラガラになってしまう。座席のある位置から切符売り場のなかは見えないのでスタッフと目を合わせることはないが、ここまで客が少なくなると高速バスの乗客でない場合、居づらくなる。時期によって異なるが、0:40ぐらいに最終バスが発車してしまう。待合室はシャッターを下ろす。選択肢は1つになる。

 八重洲通りを南に少し行ったところにあるマクドナルドは24時間開いている。東京駅深夜の、おそらく最後の砦である。昼間は2階席を使えるが、深夜は1階だけになる。席はぐっと少なくなる。電源を利用できるのはメリットである。

 このマクドナルドが開いていることがわかったのは2年ほど前である。早めに東京駅にやってきても問題なくなった。

 0:00前、東京駅の八重洲中央口を出て、雨滴が溢れ始めた街路を歩いた。吉野家が新しくできていた。いや前からあったのかもしれない。それはどうでもいいが、あるべき場所にマクドナルドはなかった。近くの交番に入った。

 この辺りにマックがありましたよね
 あ~あ、あれ無くなっちゃったんですよ

 わかりますよね、という顔をお巡りさんはした。2日前、ネットのニュースで流れていた。マクドナルドの閉店が続出している、閉店する店舗は一切公表されていない。地方は戦々恐々としているなどといった内容だった。ニュースを読んだとき、八重洲通りのマクドナルドが頭をかすめたが、大丈夫だろうと思いネットでチェックをしなかった。

 私は閑散としたマクドナルドが好きだが、閑散としている店はマクドナルドに限らず閉店になる可能性は高い。マクドナルドにとって私は疫病神みたいなもので、何回か入店した鶴ヶ峰店、天王町店、三河島店に加えて4店目の閉鎖になった。私の行くマクドナルドはスクラップになる。

 成田空港行きのバスを待つ列のなかに、マクドナルドの近くの席に坐っていた人と顔を合わすことはもうなくなった。仕方がないので東京駅にもどり、地下街に降りていく階段に坐って時間をつぶした。

 改札の外のあちこちで何かの発車時刻を待つ旅人たちがいた。この時間帯の東京駅にいるのは、旅人、警備員、24時間営業しているショップや明け方まで営業している居酒屋で働く人。そして少し増えたと思われる浮浪者、勧誘のお姉さんたち。

 1:00過ぎに、バスの発着場に向けて歩いた。雨のなか、10人ほどがバス停の狭いひさしの下に固まっていた。

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 1:20頃、乗車。あとから乗り込んできた人がバス後方で話していた「予約していない人は差別されているよね」。

 そうその通り、これはそういうバスなのだ。予約をしていない人の乗車は最後になる。しかも料金はかなり高くなる。私は800円で予約してきた。木曜日の深夜が満席になることはない。乗車率は50%ほどである。

 2:40頃、成田空港に着いた。第3ターミナルを利用するのは初めてである。

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 写真で見たように、陸上競技場のトラックを思わせる床表示がある。正真正銘の「道案内」である。第3コーナーを回ってみたくなる。

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 広いスペースの対角線の2辺に店は並んでいる。飲食店が並んだ列はすべて閉まっていたが、反対側のコンビニだけは開いていた。体を伸ばして寝ることのできるソファはある。ほとんどは占拠されていたが、1人分をなんとか確保することができた。5:00過ぎまで横になった。

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 そろそろセールの案内メールが来るだろうと手ぐすねを引いて待っていたら、ジェットスターのセールは飛んで火に入った。成田、那覇間の片道の航空料金は1,990円だった。成田空港の第3ターミナルを使用する場合は、国内線であっても、出発、到着ともに旅客サービス施設使用料760円(=380円×2)が発生する。成田・那覇の往復の料金は手数料などすべて含めても5,600円だった。

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 10分遅れで成田空港を出たGK303は30分以上遅れ、11:20に那覇空港に着いた。到着ロビーに出たのは11:30になっていた。

 2014年2月17日に国際線旅客ターミナルがリニューアルされた。時間があれば行ってみようと思っていたが、その時間はなくなった。なぜかパスポートを持ってきてしまったが、もちろん使うつもりはない。

 観光案内所で、沖縄本島の地図、那覇の地図、バスマップをもらった。

 那覇空港12:00発のやんばる急行バスで沖縄本島を北に向かう。バス前面にも横にも行き先が表示されていないバスだ。バスは那覇市内をのろのろと走った。かなりまずい状況である。4分遅れている。このバスが運天港に着くのは14:46の予定である。フェリーは15:00出航である。乗車前にバスはフェリーに接続しているかどうかを確認したとき、ドライバーはなんとか間に合うと回答してくれたけれど、接続が確約なのかどうかはわからなかった。しかしこのバスしか選択肢はないのだから、どうしようもない。

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 那覇市内を抜けたところでバスは高速道路に入った。途中、海が見えるところで10分ほどの休憩を取った。ということは間に合うのだろう。

 バスは少しの遅れをすっかりとりもどしていた。ちゅら海水族館で10人ほどが降りた。

 ちゅら海水族館で降りた人の運賃は2,000円である。このあとバスの運賃は1,900円に下がり、1,950円になった。ちゅら海水族館は幹線道路を少し入ったところにあり、そこに寄ることになるので高い料金になるのだろう。というのは私の推測で、間違っているとは思わないが、バスの乗車距離に比例して(正比例ではない)、料金が加算されていく一般の路線バスの運賃体系からすれば、ちゅら海水族館で下車する人は余計に払っていることになる。

 ちゅら海水族館からさらに10kmほど乗った私が、運天港バス停で払ったバス料金は同じ2,000円である。

 運天港に着いたのは14:46着だった。バスは遅れることなく走ってくれたが、2時間46分のバスの旅は長い。

 2006年5月。本島と橋で結ばれている屋我地島(やがじしま)や古宇利島(こうりじま)をレンタカーで周ったとき、運天港に立ち寄ったことがあった。そのうち伊平屋島(いへやじま)や伊是名島(いぜなじま)に行くことになるだろうから、一度見ておこうという気楽な気分だった。あれから9年経ってしまった。あのときはもっと早く行けるような気がしていた。

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 伊平屋島までのフェリーの運賃は往復で4,640円。
 
 フェリーいへやⅢは新造船だったが、乗船するとき、手すりがざらざらだった。塩っぽかった。フェリーは海水を被っていた。嫌な予感がした。

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 予感は的中した。出港して15分ぐらい過ぎてから揺れ始めた。

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 3階席の最前部に座っていた。フェリーいへやⅢは前から大波をかぶるように進んでいった。気持ち悪くなった。船が苦手ですぐに酔うにもかかわらず、酔い止めの薬を用意してこなかったのは不用意だった。トイレで2、3度吐いた。

 伊平屋島に近くなって揺れはようやくおさまった。16:20過ぎ、伊平屋島の前泊港に着いた。何人かの客とともに下船した。旅行者らしき人が1人いた。

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 伊平屋港ターミナルを出たところで最初に会った人に道を尋ね、伊平屋観光ホテルの方向を確認した。途中、伊平屋村歴史民族資料館があり伊平屋中学校があり村役場があり、村役場の背後に虎頭岩(とらずいわ)という巨岩があった。信号があり郵便局があり、ガソリンスタンドの前に伊平屋観光ホテルがあった。女将さんが出迎えてくれた。

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 細長い建物のまんなかに廊下がありその両側に部屋が20近くあった。建物は平屋で古かったが、清掃は行き届いていた。朝ご飯付きで1泊4,500円。今日の宿泊者は私だけのようだが、明日の朝ご飯はもう1人加わるらしい。

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 女将さんは昨日沖縄本島にいたらしい。今朝の1便で伊平屋島にもどってきたらしいが、フェリーはやはり大揺れだったらしい。あんなに揺れたのは初めて、と言っていた。台風の影響らしい。私も天気予報で台風の進路を確認していた。西に向かっていた台風がパラオ辺りで急反転し、東に進路を取ったのですっかり安心していた。明日も伊平屋島に向かう船は揺れる可能性はあるが、運天港に向かう船は揺れないだろうと言っていた。

 外に出てみた。港のほうに向かう。役場の前に山中貞則という人の銅像があった。公共の場に、歴史上の人物でない特定の個人の銅像があるのは珍しい。初代沖縄開発庁長官として、沖縄の日本復帰に大きな貢献をした人らしい。鹿児島県出身らしいけれど、伊平屋島には格別の厚情を発揮したそうで、道路建設などで貢献したらしい。 

 虎頭岩に登ってみることにした。雰囲気と存在感はシーギリア(スリランカ)である。岩の上から伊平屋港と島の一部が見渡せた。雲の合間からわずかに夕日が覗いた。

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 女将さんに薦めてもらった「海魚」で夜ご飯。揚げ出し豆腐と刺身の盛り合わせ。

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 外に出たときは夜になっていた。
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Comment

編集
いつも楽しく読ませて頂いております
沖縄の離島編スタートでワクワクしています
横浜から成田空港に7時位に着くのは難しいのですね、ビックリポンです
伊平屋島は昔に行った与論から見えましたので覚えています
レポートお待ちしています
2015年12月02日(Wed) 21:44
No title
編集
Maxさん、いつもお読みいただきありがとうございます。

伊平屋も伊是名も前から行きたかったところでした。沖縄本島近くにありながら、運天港まで行くのが面倒でずっとそのままになっていました。ようやく行けたという感じです。

与論から伊平屋が見えるとは! まったく知りませんでした。

横浜駅からだと7:00前には着くはずですが、相模鉄道沿線なので、横浜に出るために1本電車を乗らなくてはなりません。ぎりぎりなので、深夜バスにしました。寝不足でした。無理をすると初日に微妙な影響がでるのはいつものことです(笑)
2015年12月03日(Thu) 09:47












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