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日本細見紀行 

日本各地の旅日記
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あおがしま丸は欠航! 想定内ではあるけれど

5日目  2015年6月19日  八丈島

 昨日の夕方から続いた風雨は一晩中、ハッチー・ジョーズ・ホステルを打ちすえていた。朝、雨は止んでいなかった。

 7:00頃、船の就航状況をネットで確認していたが、そのあと電話を入れてみた。聞いておきたいことがあった。伊豆諸島開発のあおがしま丸への問い合わせの受け付けは東海汽船になっていた。

 あおがしま丸は欠航になっていた。青ヶ島には行けなくなった。聞きたかったのは、明日の出航についてである。明日の7:00に判断するらしい。明日は明日の風が吹く。いいじゃないか、それでこそ旅というものだ。

 青ヶ島に行けないから東京にもどろうとは思っていなかった。八丈島で出航を待つ。

 8:00頃、青ヶ島の民宿マツミ莊にキャンセルの電話を入れた。仮にキャンセルの電話を入れなくても民宿マツミ莊は承知している。

 一応は(東海汽船の)さるびあ丸についても確認してみた。昨夜竹芝桟橋を出たさるびあ丸は、今朝八丈島には入港しなかったらしい。三宅島に入港したまま、一晩そこで停泊したようだ。さるびあ丸は三宅島、御蔵島、八丈島に寄港したあと、復路で御蔵島、三宅島に寄港し東京に向かう。東京に向かう便が三宅島を出航する時刻は13:40である。それが今朝の6:00にすでに出航したらしい。どうして6:00に変更されたのかわからない。

 八丈島の底土港に入港しなかった船が出港できるわけはない。ない袖は振れない。航路に関する限り、今日の八丈島は孤島となった。

 竹芝桟橋を今夜の22:30に出航し八丈島に向かうさるびあ丸は天候調査中となっていた。出航するかどうかは17:00に発表があるようだ。この船が竹芝桟橋を無事出港し八丈島に着かないと、明日の東京行きもないということになる。ない袖は振れない。

 底土港に関わる人たちは、今日1日ひまになってしまった。

 空路も確認してみた。10:00の時点で、羽田空港7:30発のANA1891便、八丈島空港9:05発のANA1892便は無事発着を終えていた。午後の2本のフライトは東京側が「視界不良のため天候調査中です」、八丈島側が「出発地悪天候のため天候調査中です」となっていた。同じ航路でも出発地によって微妙な差がある説明となっていた。

 宿泊施設にとっては(飛行機を除けば)船で新しい宿泊客はやってこないが、船で宿泊客は逃げないという差し引きゼロの状況である。

 私はやることがなくなってしまった。ハッチー・ジョーズ・ホステルには本が100冊以上あった。おもしろそうな本をベッドに持ってきてぱらぱらめくっていたら寝てしまった。起きたのは13:00前だった。

 午後も雨は降っていた。

 折り畳み傘は壊れていた。六角形の2辺がいびつにたるんでいた。その傘を差して、食堂が10店ほどある護神交差点まで歩いた。港町食堂に入ろうと決めていたが、ランチタイムは13:00で終了したらしく閉まっていた。梁山泊の入り口には昨日から「臨時休業」を知らせる紙が貼ってあった。休業の理由を私は知っている。

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 護神交差点から南のほうに少し歩いたところに、そば処合月という店があった。明日葉(あしたば)うどんという看板が掛かっていたが、暖簾は仕舞われていた(島の食堂にはそもそも暖簾のない店がある)。営業中という表示はあったので入ってみた。やはり閉めたあとだったようだが、明日葉うどんの注文を受けてもらえた。

 明日葉うどんセットを食べた。明日葉を練り込んだ緑色のうどんだが、麺は蕎麦のように細い。麺はかためでコシは強めだ。明日葉の風味があるすっきりとした味。明日葉の天ぷらもうまかった。

CIMG8295.jpg

 女将さんと少し話しをした。

 旅行者ですか?
 そうです
 今日、島に来られたんですか?
 いえ、2日前に
 こんなお天気じゃあね せっかくいらしたのに どちらから
 横浜です さるびあ丸で

 観光客は飛行機でやってくると島人は思っているので、船でやって来たことを早めに知らせたほうが、会話は円滑になる。

 おが丸(おがさわら丸)は来なかったそうですね
 そうなのよ みんな待ち焦がれていたのに
 2日前に会った島の人は嬉しそうに小笠原に行くって話していたのに
 かわいそうにね 昨日(東京への)飛行機は飛んだのにね
 今朝も飛んだみたいですね
 そこにある新聞は今朝の1便(の飛行機)で届いたんです 昨日の夕刊と今朝の朝刊は1便で届くんですよ

 開けてもらった礼を言って店を出た。隣のスーパーマーケットで夜ご飯用の弁当を買った。

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 雨はまだ残っていた。風は弱まったように感じるが、思い出したようにときどき吹いていた、びゅっと。舐めるな、まだ容赦しない。そんな感じだった。

 徒歩15分の護神交差点周辺が行動の限界であるというつもりはないが、遠出をする気力がない。

 壊れた傘のせいもあり、かなり濡れた。港湾ターミナルに行ってみた。昨日のチケットの払い戻しに来ている人が1人いるだけだった。明日の運航について尋ねてみた。

CIMG8298.jpg

 新しい情報を1つ得た。明日、あおがしま丸が動かなければ、明後日の朝に臨時便を出すかもしれないらしい。この情報はまだ非公式らしい。

 環住丸は週5便の就航だったが、2014年1月4日に就航したあおがしま丸は減便され、週4便となった。あおがしま丸の全長は62mで定員は50人。環住丸(120トン)より4倍の499トンになった。

 〈あおがしま丸の就航予定〉

 6月18日(木) 
 6月19日(金) 就航 → 本日、欠航になった
 6月20日(土) 就航 → 欠航の場合、翌日(21日)に就航する可能性がある
 6月21日(月) 
 6月22日(火) 就航
 6月23日(水) 就航
 
 御蔵島と青ヶ島を同時に旅する人は多くない。さるびあ丸の御蔵島寄港は「条件付き出航」であることが多い。八丈島から青ヶ島へのあおがしま丸の就航率は50~60%である(2015年の公式発表)。新造船のあおがしま丸により就航率は上がったのだが、それはほんの少しである。

 2つの島を巡る旅は次の4つの関門をクリアしないとならない。

 1.御蔵島に入島できるか(さるびあ丸は条件付き出航が多発)
 2.御蔵島を出島できるか(さるびあ丸は条件付き出航が多発)
 3.青ヶ島に入島できるか(あおがしま丸の就航率50~60%/週4便)
 4.青ヶ島を出島できるか(あおがしま丸の就航率50~60%/週4便)

 1と2はクリアしたが、3で引っかかったわけだ。

 梅雨の時期の島旅である。欠航によって日程が間延びしてしまうことは最初から予想していた。だから日程はわざと最短で考えていた。欠航は大きな問題ではない。想定内である。

 両島には1日1便のヘリコプターが就航しているが、定員が少ないので予約はいっぱいになることが多い。こちらのほうも、多発する霧やガスにより欠航率は高い。

 最初からヘリコプターに乗るつもりはない。島への上陸はもちろん船がいい。そのほうが旅の感じが出るからである。

 底土港周辺で写真を撮ってみた。波はまだ荒かった。

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 徒歩2分のハッチー・ジョーズ・ホステルにもどった。

 何もすることがない。テーブルにパソコンを置き、テレビを見ながら、旅日記を進めた。15:00から観たテレビ番組『隠蔽捜査』(TBS)はおもしろかった。

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 早々とシャワーを浴び、ときどき空模様を眺めながら、ぐだぐだしていた。19:00頃、弁当を食べ、旅日記を書きながらまたテレビを観た。列島各地の天気は大荒れだった。しかしテレビの気象情報を独占していたのは鹿児島だった。東京都島嶼部の天候についてはほんの少し伝えられただけだった。

 今夜も宿泊者は私1人である。
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