FC2ブログ

日本細見紀行 

日本各地の旅日記
2018年10月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2018年12月
TOPスポンサー広告 ≫ フェリー、バス、鉄道。乗り継いで稚内TOP北海道 ≫ フェリー、バス、鉄道。乗り継いで稚内

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments(-) | Trackbacks(-)

フェリー、バス、鉄道。乗り継いで稚内

5日目  2014年6月24日  焼尻島 羽幌 稚内

 工事関係者の朝は早い。その分、寝るのも早い。夜、宿のなかが少々騒がしくなっても、21:00頃には静かになる。短時間で朝ご飯を食べ、そそくさと仕事にゆく。これは、彼らが泊まる全国各地の民宿での共通の現象だ。焼尻島の民宿でもそれは例外ではなかった。簡単な挨拶をしても、旅人と彼らが交わることはまずない。旅人は、チェックアウトは10:00ですよね、などと気楽に訊いている。

 7:00過ぎに朝ご飯。料金が安いので仕方ないのだが、昨夜の夕食も含め、食事は物足りない。それだけではない。浴衣はなく、タオルはなく、ちょっとしたところを全部ケチっている感じだ。
 
 工事関係者は全員外出した。宿の清掃も大体終わったようだ。私だけが部屋でぐだぐだしている。

 10:00に民宿小田を出る。フェリーターミナルでインターネットにつなぐ。焼尻島フェリーターミナルのWIFIはあまりにぶちぶち切れるので、ブログがほとんどアップできない。

 フェリーは11:10に焼尻港を出た。横になったが、眠れなかった。12:10に羽幌フェリーターミナルに着いた。奥尻島フェリーターミナルと同じように、羽幌フェリーターミナルもWIFIのフリースポットだった。3日前に知っておけば、何かを工夫できたかもしれない。フェリーターミナル内の「港食堂かぜNOいろ」は営業していない。羽幌でカフェらしいところはおそらくここしかない。フェリーターミナルの待合室の椅子に座り、ブログに旅日記をアップする。

CIMG1417.jpg

 札幌からやってくる豊富行き高速はぼろ号は、沿岸バス本社ターミナルを12:30に発車するのだが、降車のみの扱いになっている。つまり乗車できない。羽幌から北に行くには、路線バスを利用するしかない。

 沿岸バスの本社ターミナルに行く。道路を渡ったところにあるハートタウンはぼろで弁当を買い、本社ターミナルの待合室で食べる。

CIMG1420.jpg

CIMG1421.jpg

 暇なので周辺をぶらぶらしていたら、「萌えっ子」のキャラクターがペイントされている沿岸バスが通った。沿岸バスは「萌えっ子」を全面に打ち出したイメージ戦略をやっている。いわゆるオタク系に乗ってもらおうという考えらしい。しかし、もしこのイメージ戦略を推し進めるのなら、全バスの側面に「萌えっ子」の絵をプリントすべきだろう。ここまで20台ぐらいの沿岸バスを見てきたが、ペイント入りのバスを見たのは始めてだった。「指定路線乗り放題!絶景領域・萌えっ子フリーきっぷ」や「萌えっ子缶バッジ」などをキャラクター入りで発売しているが、それだけでは弱い気がする。「らき☆すた」の鷲宮(埼玉県久喜市)や「ガールズ&パンツァー」の大洗(茨城)と似た戦略であるが、この2つは地域振興であるのにたいして、「萌えっ子」はバス会社の独自キャラクターだと思われる。

 どうせやるなら全社員のユニフォームをそれ風にするなど、もっと前面にキャラクターを押し出す必要があるが、バスドライバーやバスターミナルの係員をみても、失礼ながら、とてもアニメキャラと一致する雰囲気を醸し出していない。質問しても、うまく答えられるふうではないし、おそらくそのことに触れる客はいないから成り立っていそうな気がする。もちろん、これは社員教育でどうにかなるものではないだろう。

CIMG1419.jpg

 羽幌発14:51のバスに乗る。バスは日本海沿岸を北上する。ずっと前から、海の見えるオロロンラインのバス旅をしてみたいと思っていた。風景は単調だが、飽きない。

CIMG1427.jpg

CIMG1431.jpg

CIMG1439.jpg

 途中、鉄道跡らしきものがあった。国鉄羽幌線のものだと思われる。この旅日記を書くに際し、インターネットで調べてみた。そのうちの1つは、おそらく金駒内陸橋だと思う。

CIMG1429.jpg

CIMG1430.jpg

CIMG1438.jpg

 15:20頃に通過した初山別(しょさんべつ)は村である。家並みは普通で、降りてみようという気にはならなかった(仮にそう思っても、降りないけれど)。15:50頃に通過した遠別は小さな町だった。古そうな建物はあまりなかった。16:15頃に通過した天塩も小さな町だった。羽幌より一回り小さい感じだ。

CIMG1441.jpg

CIMG1442.jpg

CIMG1447.jpg

 今日の目的地は稚内だが、途中で2つのルートを取ることができる。バスの終点である豊富まで行った場合、豊富着は17:16で、17:32発のJRの稚内行きの列車に乗ることになる。

 その手前の幌延で降りても、同じ列車に乗ることができる。その場合、幌延着が16:47となり、17:14発の列車に乗ることになる。どちらも同じ列車に乗ることになるので稚内に着く時刻も同じだ。

バスは少し遅れている。幌延での列車の待ち時間は27分あるはずだが、短くなるかもしれない。幌延に入った頃から、注意して町の様子を見ていた。町は小さく、何か特長のある感じではない。駅前には民宿があった。バスは駅で1分ほど止まったので、バスの外に出させてもらって写真を撮る。駅舎はしっかりした感じがした。

CIMG1454.jpg

CIMG1453.jpg

 幌延で降りないで、終点の豊富まで行くことにした。バスは豊富温泉を経由し、定刻の17:16に豊富駅に着いた。豊富駅のなかにはカフェがあったが、閉めるところだった。駅前には打ち捨てられたような古い客車が展示されていた。

CIMG1463.jpg

CIMG1462.jpg

CIMG1470.jpg

CIMG1479.jpg

CIMG1477.jpg

同じ場所から撮影したもの/上(↑)2014年6月24日撮影  下(↓) 1993年8月撮影
線路の(向かって)右側は木が植えられ、アパート群はほとんど隠れている。

IMG_0001.jpg

 1993年8月、札幌から稚内行きの急行利尻に乗り、豊富駅で降りた。夜行列車が豊富に着いたのはおそらく早朝の6:00頃だったと思う。駅舎に入って驚いた。狭い駅舎内は地面で寝ている旅人たちでいっぱいだった。私は駅舎のなかで身の置き場がなく、外で待っていた。幸い、彼らはすぐあとにやってきた札幌行きに乗っていった。私は何もない豊富駅でひとり時間をつぶし、ようやく開いた駅前の事務所でレンタサイクルを借り、サロベツ原野に向かった。利尻島や礼文島の見える日本海まで行ってみた。豊富の町の記憶はほとんどない。豊富温泉に行くバスがあったことぐらいしか覚えていない。

 17:14発の宗谷本線の列車に乗る。宗谷本線は5ヶ月前に乗ったが、この区間を乗るのは12年ぶりだ。驚いたことに2両編成である。後ろのほうの車両はイベント用に作り替えられた列車だった。車掌から切符を買う。840円。

 豊富から稚内は熊笹が茂る原生林を走る、確かそう記憶している。そうだ1ヶ所だけ、利尻島、礼文島が見えるポイントがあったはずだ。と気がついたまさにそのとき、列車はそこを通過した。空全体に薄く雲が垂れ込め、薄く灰色の島が見えた。

 列車が南稚内駅に着いたのは18:09だ。日はまだ落ちない。

CIMG1486.jpg

 民宿みんと。稚内駅と南稚内駅のちょうど真ん中にある。10分ほど歩いてチェックイン。
 
 稚内は稚内駅と南稚内駅との導線がしっかりしている。中心地が2つある点で敦賀と似ていなくもないが、敦賀のように地形の障壁はないと思っていたら、稚内駅のほうから続く低い山が障壁のようでもある。南稚内駅で降りるのは初めてである。

 地図だけを見ると、他の町にない南北の骨格の太さがある。調べてみて驚いた。丹下健三が関わっていた。北海道大学の太田研究室とともに駅前市街地の都市計画を立案したらしい。1950年から1952年までのことだ。南北の太い幹線を通し、稚内駅を中心に官庁や文化施設などを配置するといったものらしい。今ではほとんど知られていない。

 民宿みんとはとてもきれいな民宿だった。素泊まりで2泊、8,600円。 

CIMG1500.jpg

 部屋で少し休憩し、外出する。日は落ちていた。稚内駅のほうに歩いていくと、稚内副港市場があった。稚内天然温泉港のゆ、港ギャラリー、波止場横丁などがある楽しい施設だ。港ギャラリーの稚内ノスタルジーや樺太ノスタルジーの展示は素晴らしい。明日、もう一度行ってみよう。

CIMG1511.jpg

 市場のなかの底曳船という店の、港が見せる席で、夜ご飯。メニューの写真を見て決めたのが、かき揚げ丼のダブル。シングルにすれば、よかった。量が多すぎた。食べかけはうまいと思ったが、最後は食べるのに必死だった。コンビニでビールを買って、宿にもどる。21:00になっていた。

CIMG1513.jpg

CIMG1515.jpg
スポンサーサイト

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。