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日本細見紀行 

日本各地の旅日記
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曇天ぽつぽつ雨。海鳥の天売島を一周する。

3日目  2014年6月22日  羽幌  天売島

 7:30にチェックアウトし、羽幌フェリーターミナルまで歩く。小さいフェリーターミナルは2本の船の乗客でごったがえしていた。8:00発の高速船のチケットを買うために並んでいる人がまだいた。高速船のほうは予約をしている人としていない人が混ざっている。8:00から販売開始のフェリーに乗る人も8:00前から並んでいるので、余計混雑している。8:00発の高速船への乗船と、8:30発のフェリーへの乗船の列を分ければ、解決するのだが、それができていない。おそらく今日が1年で最も混雑している日なので、仕方ないのかもしれない。

 天売島まで2,290円。往復割引のようなものはない。この航路のフェリー料金は高い。早めにチケットを買うことができ、2番目くらいに乗船できたので、2つしかないコンセントの1つを使うことができた。予想したとおりだ。この種のフェリーの桟敷席にはコンセントがいくつかあるはずなのだ。フェリーは8:30に出航した。

 船室は狭く乗客が多いので、横になることは難しい。多くの人が桟敷席に座っている。

 出航間際、デッキに出て写真を撮った。風が冷たい。

 9:30、焼尻島に着いた。ほとんどの人が降りた。昨日と今日は「サフォークまつりin焼尻」がある。焼尻のめん羊肉を味わおう、という祭りだ。宿はどこも満室だ。この祭りがあることを知ったとき、私も祭りに合わせて来ようと、宿に電話を入れてみた。2軒の宿が満室で、それ以上、電話をかけるのが嫌になってしまった。それで日にちをずらすことにした。

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 焼尻島を10分後に出航。天売島に着いたのは10:05。降りたのは私を含めて9人だ。そのうちの、2人1組、1人、1人、1人(私)の5人が旅行者だろう。1組と1人がフェリーターミナルの奥にある2軒のレンタサイクル店で、それぞれレンタサイクルを借りて、さっそく出発した。どうやら天売島は日帰りで、16:25のフェリーで焼尻島に渡るものと思われる。

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 フェリーターミナルの少し北のほうにある吉田旅館に向けて歩く。北側の集落の端に吉田旅館はあった。おかみさんが出迎えてくれたが、部屋の整理がついていないらしく、荷物を預かってもらって出てきた。

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 フェリーターミナルにもどる。観光バスがあるらしい。5人集まったら、出発するそうだ。

 島内一周12kmなので、歩ける。今までいくつもの島でレンタサイクルを借りてきたが、アップダウンの多い島でのレンタサイクルは疲れるだけだ。観光バスに心が傾きかけたが、歩くことにする。

 港から南西に歩き始めることにする。5分ほど歩き、ちょうど港の全景が見える高台に着いた辺りで、雨がぽつぽつ降ってきた。傘は吉田旅館に置いたリュックのなかにある。取りにもどるかどうか迷う。雨の降り方はぽつぽつであって、ぱらぱらではなく、ざあざあでもない。あまり降らなさそうな気配ではある。少し歩き続けると、雨は止んだ。よかった。

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 1キロごとにポストがあるのでわかりやすい。港から2kmぐらいまでは、まばらではあるが家が続いている。途中には数軒の民宿があり、パークゴルフ場、厳島神社、天売高校、天売交番、天売小中学校、天売郵便局などがある。港から離れているので不便だろうと思うのだが、いずれも高台にある。東日本大震災のあとでは、適正な配置といえるかもしれない。いやおそらく最初からそれは考慮されていたというべきだろう。北海道には奥尻島の津波の経験もある。

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 私の歩く前をゴミ収集車が「夕焼け小焼け」の音楽を鳴らしながらのろのろと走っている。彼らはゴミを収集しながら止まったり走ったりするので、同じペースで歩く私とはつかず離れずの距離にある。私は10分間ほど「夕焼け小焼け」を聞きながら歩くことになった。

 三好神社を過ぎた頃から、家がなくなる。ゴミ捨て場で止まる必要がなくなったゴミ収集車の音楽は聞こえなくなった。

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 さっきの雨はすぐに止んでいたが、もうすぐ5kmポストだろうと思える辺りで、雨がまたぽろぽろ降り出した。もう引き返すわけにはいかない。左手に海が見える狭い道を歩いている。舗装はされているので、歩きにくくはない。雨を避けるための家の軒がない。

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 遠くに灯台が見え隠れする。そこまで行けば、なんとかなるだろう。早足で歩きたいのだが、急勾配の上り坂が1kmぐらい続いている。6kmポストを超えたところに、家らしきものが見えてきた。赤岩灯台のところに設置されたトイレだった。そこに着いたとき、雨は止んでいた。赤岩灯台は小さなただの灯台だった。灯台までの500mぐらいの道路は海鳥の糞だらけで汚い。蕪島(八戸)の道路に匹敵するかもしれない。

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 この灯台まで来て、ようやく半分歩いたことになる。雨がいつ降り出すのかわからないので、急ぎ足になる。赤岩灯台から1kmほどのところに海鳥観察舎がある。フェリーに乗っていた2人組が、レンタサイクルで先に来ていた。道路から海のほうに入ったところに観察所が設けられていて、望遠鏡も2台備え付けられている。50倍の望遠鏡で崖下の石まで鮮明に見えるのだが、飛んでいる海鳥を望遠鏡で捉えるのはほとんど不可能である。ウトウ、ウミネコ、ウミウ、ウミガラスなど8種類の海鳥が天売島で繁殖しているらしいが、区別はできない。
 
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 そこから1.5kmほど進んだところに観音崎展望台がある。特に南西側の風景が美しかった。北東側には赤と白の天売島灯台も見える。

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 ラストスパートである。アップダウンはあいかわらず続いている。
 
 遠くのほうの、道の真ん中に動物がいる。犬だろうか、まさか熊ではないだろう。天売島に熊がいるのかどうかはわからない。マムシの注意情報はあるが、熊の注意情報はなかった。あまり大きくないことは確かだ。カメラの望遠で観てみたが、よくわからない。距離は100mぐらいあるのでもう少し進んでみる。途中はアップダウンになっている。よく見えそうなところまで来たが、動物は姿を消していた。

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 ようやく港までもどってきた。最後に確認できたポストが9kmを表示していたので、道路だけでおそらく10km弱歩いたことになる。

 港にある唯一の食堂で昼ご飯。刺身定食。ようやく一息つく。

 吉田旅館まで行き、部屋に入る。旅館となっているが、古い民宿だ。おかみさんは世話好きな感じだ。最近の天候の移り変わりは異常だったらしい。北海道が暑かったことは全国報道された。そのあとは雨の日が続いた。そして最近の寒気である。ストーブを出してきたと言っていた。

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 部屋で横になっていて、寝てしまった。

 吉田旅館は港のすぐ前で、もちろん海も見える。国内でこれほど港に近いところに泊まったことはない。日生(岡山)の宿は港に近かったが、もう20年以上前になる。

 となれば、港をぶらぶらするのが旅ってもんじゃないか。16:30頃、外に出てみたが、フェリーターミナルはすでに閉まっていた。レンタサイクル屋は戸に鍵を掛け店じまいに入ったところだった。港に人はいない。人のいなくなった港で海鳥が集まっている。

 吉田旅館にもどったとき、夫婦らしき客がいた。15:35着のフェリーで来たらしい。 
 
 18:00、カニを中心とした夜ご飯。夫婦は焼尻を歩いてきたらしく、足が痛いと言っていた。明日、海鳥観察舎に行きたいらしいが、そこまでの距離が気になっているらしかった。

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 20:00過ぎ、夜の港を歩く。港をぶらぶらするのが旅ってもんじゃないか。もちろん人はいない。小雨が少し降ってきたので、10分ほどでもどってくる。
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