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日本細見紀行 

日本各地の旅日記
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長い午後のゆいレール。住宅街の駅で途中下車。

13日目 2013年12月15日  那覇

 12月10日以降、那覇のどこに行くのかがこの旅のちょっとしたテーマになっている。狭い部屋にいるのは嫌だ。だから外出するのだが、外に出た以上、どこかに行かなければならない。外に出て困るのはどこにも行けないこと。目的なく歩き続けること。それは疲労を溜めるだけだ。

 交錯する2つか3つの意識は軟着陸点を見つけた。10:30頃、ホテルを出る。この微妙な時間の選択は適切であるように思う。朝ではあるが昼に近い。まずは食事だろう。遅く起きてしまったからブランチになったわけではないことを誰にでもなく断っておく。朝である時間帯での昼ご飯は、1日を短くするが、午後を長くする。同じ時間にたいしての新しい認識は心を新しいものにする可能性がある。

 ゆいレールの車内では、次の駅名をアナウンスする前に音楽が流れる。音楽は駅によって異なるというのを数日前に教えてもらった。教えてくれたのはゆいレール初の(元)女性運転手だ。今、旦那とバリ島にいる。

CIMG4104.jpg

 ゆいレールに乗ってみることにする。今まで何回も乗ったが、乗る駅はほとんど決まっている。今日は乗降したことのない駅を中心に乗り降りしてみる。長い午後の過ごし方として適切であるように思う。ゆいレール途中下車の旅を支援してくれるのは、600円の1日乗車券だ。強力な戦力である。

 旭橋駅から那覇空港行きに乗り、壺川駅で降りてみる。曇り空は風景の全体を薄灰色にする。国場川は灰青色だ。対岸には奥武山陸上競技場やセルラースタジアム那覇がある。原色は目に飛び込んでこない。ファミリーマートの黄緑色が鮮やかに網膜に残る。那覇には一気にファミリーマートが増えた。駅前を少し歩いたが、おもしろそうなところはないようだ。

 奥武山公園駅で降りる。この駅に初めて降りたのは2011年だ。この周辺はペリーが上陸した地点で、ペリーの名前が付いた店がある。2011年、私はそういう店を探していた。駅周辺に、ペリーもち屋、ペリー内科小児科医院、ペリー歯科クリニックの3軒を見つけることができた。ペリーの名前が付いたのはこの3軒しかないと思い込んで引き上げたのだが、帰ってからヤフーマップでペリー幼稚園をいとも簡単に発見した。次に那覇に行ったからといって、ペリー幼稚園を見に行く気にはならなかった。

 セルラースタジアム那覇に行くにはこの駅が1番近い。高い位置にあるホームから見た黄色いビルと黄緑色のビル周辺を歩いてみる。そちらのほうは住宅が密集している。この奥はおもしろくなかったわけではないが、普通の住宅街の範疇に入る。サンタの人形が煙突のないマンションを登っていたり、三菱ルームエアコン霧ヶ峰の看板が色あせていたり、宇鏡水自治会掲示板に貼ってあった交通安全ポスターのアニメがレトロだったり。だから何なのだ、という誰かの声を聞く前に次に行く。

 3番目は小禄駅だ。駅を降りたところに大きなショッピングモールがある。とても賑わっていた。なかにはスターバックスコーヒーやロッテリアやミスタードーナツなどが入っていた。ミスタードーナツで休憩するが、落ち着かなかった。ゆいレールのスピードは遅い。コンクリートの線路をゴムタイヤで進むからだ。遠くからやってくるかわいい車両を見てから、駅の階段を上がっても乗車に間に合う。

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 4番目が赤嶺駅。那覇空港駅の1つ手前の駅だ。数年前にレンタカーを借りたとき、この駅まで送ってもらった。そのときはここから那覇のホテルに向かった。駅周辺にはマクドナルドといくつかの店がある。空港側の緑地には海上自衛隊那覇航空基地と航空自衛隊那覇基地とがある。こういうふうに2つ並べられると、日本の航空兵力は航空自衛隊だけでなく、海上自衛隊にもあることを改めて知らされる。ブログを書く際に陸上自衛隊も検索してみたが、1番目に陸上自衛隊木更津飛行場が上がってきた。そういうものらしい。その緑地の辺りから大勢の人が歩いてくる。イベントがあったようだ。エアフェスタ2013が開催されたらしい。航空ショーがあったということだ。こういう情報があれば、行ってもよかったかもしれない。

 ゆいレールのホームには大勢の人がいた。航空ショーを見てきた人たちのようだ。あとからホームに上がってくる人もいた。こんなに人がいて乗れるのかなと心配そうに話していた家族がいた。ゆいレールは2両編成だよね、前は3両あったのにね、そんな会話もされていた。多くの人であふれるホームに立ったとき、乗れるかどうかの心配を何人もの人が口にしている。それはホームにいる人の多くが心配しているということだ。

 ホームにいた人は全員乗車できた。沖縄の人は本当に乗れないことの心配をしていたのだ。ホームのラッシュというものに慣れていないらしい。気になったので、パソコンのなかの過去の写真をチェックしてみたが、ゆいレールの3両編成はなかった。インターネットで調べてみると、ホームは3両編成に対応できるようになっているらしいが、どうやら3両にしたことはないようだ。

 こういうときのゆいレールの運転手は大変だ。次の駅の案内アナウンスは自動音声で流されるのだが、運転手はしょっちゅう肉声のアナウンスを入れている「扉の近くに立ち止まらないでください」「奥のほうにお詰めください」「まだまだ奥に入れます」。定時出発のため、乗客の降り乗りをスピーディにしなければならない。駅間距離は短いしスピードは出ないので、遅れたしまった場合、回復は難しいのだろう。

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 ここから終点の那覇空港方面には向かわないで、反対側の首里駅行きに乗る。観光客が降りる旭橋駅からおもろ町駅の間の駅で降りるつもりはない。古島駅を通過するとゆいレールは首里に向けてどんどん登っていく。下を走る道路もかなりの上り坂になっている。終点の首里駅まで行かず、1つ手前の儀保駅で降りる。大活躍する1日乗車券。MYさんとIさんが昨日、この駅で降り住宅街で迷ったらしい。琉球古来すば御殿山の沖縄そばをおすすめだと言っていた。降りて10分ほどで歩くのを止める。駅周辺には何もない。
 
 那覇空港駅行きに乗り、市立病院前駅で降りる。駅がデパートに直結するのは都市部ではよくあることで、改札口がデパートの入口になっていたりする。ここは改札口が病院入口になっている。ゆいレールは地上の上に駅がありその上にホームとレールがある。全体が高くて、乗り降りは少しきつい。どの駅にもエレベーターが設置されているが、乗る場所によっては階段を使用しなくてはならない。病院直行の入口はとても便利だ。この駅のエレベーターには中2階があり、それは道路上で止まる。地上階が1階に当たる。そこは閑散としていた。客待ちをしているタクシーが人を乗せるのに何本のゆいレールを待たなければならないだろう。

 隣の古島駅で降りる。儀保駅から市立病院前駅を経由し古島駅までの間の線路が1番おもしろい。この区間でゆいレールはぐんと下るのだ。見晴らしがとてもよい。しかも最後のところでぐっと左折する。疲れてはいないが、駅での乗り降りにはいい加減飽きている。駅を降りても、住宅街ばかりなので、そのなかに分け入っていく気がしない。ここまで私が乗り降りしたゆいレールの駅は7つだ。ゆいレール15の駅のなかで、私が降りた駅はつまらない駅ランキングに入るところばかりだ。

CIMG4194.jpg

 ただゆいレールはとても気持ちがいい。高いところを走る。那覇の建物の最上階あたりを通るようになるので、車窓の展望がいいのだ。東京の日暮里舎人ライナーはこれに近い。

 おもろ町駅を通過し、最後に安里駅で降りる。郊外から都心に帰ってきた感じがする。ここは国際通りの東の端だ。ホテルが多くある場所だ。しかし今の那覇はどこでもホテルだらけだ。国際通りを遠くまで見通せるのが、ここのよいところかも知れない。

 国際通りにある、昭和38年創業の沖縄そば専門店、街角で沖縄そばを食べる。味については書かない。雨がぽつぽつ降ってきた。スターバックスに入って休憩する。コンセントはおそらく2つしかないが、その席には座れなかった。19:30頃、店を出る。

*記事内容と写真の撮影場所は必ずしも合致しません。
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